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語彙強化に関する神話の崩壊(2)

前回に (1) 本を読みながら未知語の意味を類推して語彙を強化する方法は、他の方法に比較して、効率も悪いし意味の把握も不正確になりがちである、(2) 英英辞典が英和辞典より常に優れているわけでもないという話しをしました。

英語学習に関して、いつも不思議に思うのですが、多読によって語彙が大いに強化されたという実例はまったくないのに、語彙は文脈の中で覚えていくのが最も望ましいという主張が根強くある。他方で、非常に多くの人が、語彙リストを順番に覚えていくなど最低のやりかただという、何の根拠もない固定観念(神話)を持っています。

(3) 大学受験や各種資格試験に語彙リスト(単語帳)による暗記が必須であり、ネイティヴ・スピーカーも語彙リストを暗記して語彙強化を図ります。速く効率よく語彙を強化する必要があるときはだれでも語彙リストを利用するわけですだれも、多読で1000語単位の語彙強化を図ったりしません

さらに、英→日の語彙リストも、ほとんどの人が利用して確かな成果をあげている厳然とした事実があるのに、語彙強化論になると人気がありません。英→日はいけないという神話です。英→英のリストの方が優れているという実例はありません

(4) 英→日のリストは普遍・不変の語彙強化ツールです。特に学習英英辞典を自由に利用できる語彙をもたない人たちにとっては最強のツールです。なぜわざわざ分かりにくい英英で我慢する必要があるのですか? さっさと英→日で覚えたほうが速いし、忘れにくいという利点もある。

また、私も、みなさんも、外国語の学習が好きな人は、ほとんどだれでも「語彙リスト」が好きなんですよ。しかも古代から利用され実効性も保証されている。そんなツールを否定する理由がどこにありますか? 

英→日リストで覚えても使えないから無意味だという人も多い。しかし、まず覚えないでどうするのですか?。たとえ英→日リストの暗記に過ぎなくても、読書やリスニングで大活躍します。そんなあたりまえのことがなぜ、肯定されないのでしょう? 

5 以降は次回に書きます。

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