« 「才能」(30)―高い目標と努力― | Main | 英語の語彙:雑談(38) »

復習こそ最高の記憶術・続

古来、記憶術の話は沢山あります。

今では、脳科学の発達により(たいして発達したとは思いませんが)、記憶プロセスの科学的な説明も流行になっています。

さらに、脳科学の専門家たちによる記憶強化法論議も熱を帯びています。

しかし、そんな議論の中ですっかり等閑視されていることがあります。

それは、復習(繰り返し学習)の重要性です。いかに記憶法を工夫しても、いかに記憶用ソフトを駆使しても、いかに楽しいやり方を採用しても、覚えたものを復習しない限り、記憶は中長期的にはどんどん忘却のかなたに消えてゆきます

そのことを単刀直入に指摘した論議がまったくない

「暗記など無意味です、そんな作業は楽しくもないしすぐ忘れてしまうからです。そんなことをするなら~の方法で楽しく覚えましょう。~の方法でやれば1週間で○○百もの単語が覚えられます」などというアフターケアーのない無責任な議論がまかり通っています。

しかし、その覚えたものを維持する具体的な方法はまったく示されていません

だれでも集中して取り組めばあるいは集中する訓練を自分に課してコツを習得したら時にはすばらしく物覚えがよくなります。

試験前の詰め込み勉強がその好例です。覚えること自体は、その気になれば、そんなに困難なことではない

つまり、復習の重要性に比較すれば、実は、記憶法などたいした問題ではないのです。「バベルの塔」はその気になればだれでも建てられるのです。ところが「アンチ・バベルの塔」は建てられない。復習を組み込まない限りあちこちに「バベルの塔」が林立しても「アンチ・バベルの塔」はひとつも完成しない。累々たる記憶の痕跡だけが英語学習の荒野に広がるだけです。低レヴェルの、塔とはとてもいえない高さの構造物はあちこちにあります。受験・資格試験突破レヴェルの建造物です。そのレヴェルを超える高さの建造物はすべて「バベルの塔」と化します。

だから、語彙をそして英語のレヴェルを真に満足な高さに引き上げたければ、「復習が絶対に必要」であることを肝に銘じなければなりません。

復習は記憶界に君臨する唯一絶対の神」であることを、もうそろそろ、明確に認識すべきころなのです。

他に記憶保持の方法などありません!! あれば、いつも言っていることですが、ぜひ教えてください。私は、まだ、お目にかかったことがありません。

一生は決して長くありません。唯一神(=復習)を信じて突き進むのが結局は最も効率のよい実効性の保証された記憶保持法なのです。

記憶法はいろいろあります。

記憶保持法はひとつしかありません。

そのことに速く気付けば気付くほど、真に楽しいバイリングアル世界に到達する確率が高くなります。

あなたは復習をなおざりにしていませんか?

1日30分の復習の強大な記憶保持効果を知っていますか? 

-----------------------

どうしようもない事実(復習しなければ絶対忘れるという事実)はすなおに受け入れて対処することが結局は得策です。どんなに避けても避けられるものではない。みなさんは「そんなことは分かりきっている」とおっしゃるかもしれない。しかし、大半の人は逃げ回って抜け道ばかり無為に模索してやまない。違いますか?

------------------------

Happy learning!


|

« 「才能」(30)―高い目標と努力― | Main | 英語の語彙:雑談(38) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/47849/12307110

Listed below are links to weblogs that reference 復習こそ最高の記憶術・続:

« 「才能」(30)―高い目標と努力― | Main | 英語の語彙:雑談(38) »