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語彙強化に関する世間の議論(4)

語彙強化に関する世間の議論は、語彙レヴェルを低度に固定(せいぜい英検やTOEICレヴェル)しています。

いろいろな語彙強化法を提案している人たち自身も(有名人も含めて)、ごく一部の巨匠たちを除外して、実は充分な語彙を蓄積しているわけではありません。言わないだけです。

皆さんの中に、もう何年も5年も10年も15年も英語の勉強を続けているのにほとんど進歩がないと感じている方、あるいは英検1級合格者またはTOEIC高得点~満点なのにさほど英語ができるように思えないと実感している方、語彙強化を市販の単語集で繰返して足踏み(当然の結果です)している方、具体的に言うと、たとえばいつまでたっても大人用のペーパーバックの読書が英語の勉強になってしまう方、そんな方は、上記のような世間の議論を一旦無視して、ぜひ、「アンチ・バベルの塔」に挑戦してみてください。

まず、「自分の既知語彙のレヴェルからして取り組めそうな辞書」を選びましょう。中学生用の英和辞典や児童用の辞書でももちろんOKです。実力不相応な辞書を使うと100%挫折するからです。

最初から覚えてやろうと意気込むと途中でへばる可能性大ですから、まず、未知語彙の転写からスタートしたほうがいいでしょう。

つまり、A~Zまでの未知語彙を全部カードにリストアップする。それが終わるまで無理に覚えなくてよろしい(もちろん覚えられる人は覚えたらいい)。

その過程で世間で言われている語彙強化法のすべて(語源・派生語・例文・音声などなど)が辞書活用に含まれていることが分かります。

次に、暗記に取り掛かる。何度も何度も何度も何度も・・・・復習しながら(他方で自分の語彙力以下の英語の本を多読しながら)、その作業を日常の生活の1部になるようにします。

これだけ覚えたら「○○辞典の語彙」をすべて征服できるんだという希望は語彙強化の強力な動機になります。

具体的な目標(市販のお仕着せではない自分独自の未知語彙リスト)が眼前にあってそれを徐々に征服していく方法は、最も集中しやすい方法でもあります。だから、効率も高いのです。

それを達成したら、次のもっと高いレヴェルの「塔」建設に着手すればいい。

Happy learning !

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Comments

始めきて読ませていただきました。
そこまでの語彙を増強して、何をなされているのか聞きたいです。レベルだけでの問題でもいいです。4、5年留学して、真面目に勉強してきた帰国子女と一緒に、ネイティブに混じって同じレベルで話すことはできますか?

Posted by: T | November 28, 2006 at 12:17 PM

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