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心のときめきがなければ覚えられない?

心のときめきを伴う語彙は忘れない」というのは事実です。

だから、「心のときめき」を持つことが語彙暗記のコツであるとアドヴァイスする人が多い。

「心のときめき!」。 この麗(うるわし)しく甘美な言葉に感動して、「そうだ、そうだ、語彙リストを覚えるなんて単調で何の感動もない方法で覚えられるはずがない!」とすんなり納得する人も多い。

しかし、一生を通じていったいどれくらいの数の無条件に「心のときめき」を覚える語彙に出会えるのですか!?

辞書を片手に何とか英語の文章を (読むというより) 解読できるレヴェルに達するためだけでも5000語程度の語彙は必要です。

それに比べて「心のときめき」を覚る語彙はいったいいくつあるのですか? そんな場面にいったい何回遭遇できるのですか

「語源」を利用して意味を推測する方法と同様「現実離れした方法」と言わざるを得ません。未知語彙の意味をいちいち語源から類推していたら(語源で類推できない語彙も山ほどあるし)本など読めません。人の話も、語彙あるいは語彙グループの意味を瞬時に把握し続けないと理解できないから、語源による意味の類推などほとんど役に立ちません。語彙増強の過程である程度役に立つことは確かですがそれ以上を望むのは無理です。

「心のときめき」はどこかからやってくるのではなく自分で作り出すものです。

語彙リストの暗記はどこから見ても地味な作業。しかし、地味な作業に「心のときめき」が伴わないわけでは決してありません。人はどんな地味な作業にも「心のときめき」を見出せる能力を備えていますし、一旦そのすばらしい効果を実感したらもうやめられなくなります。

問題は、食わず嫌いであったり、目移りがして隣の芝生が青く見えてしまったり、効果が出ないうちにあきらめてしまうことです。

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Comments

次から英語でお書きになられたら如何でしょうか? 論と証拠です。

Posted by: nerl | January 28, 2007 at 11:21 PM

覚えていらっしゃらないかも知れませんが、お久しぶりにご挨拶させていただきます、shinshiと申します。
今日は挨拶と報告をさせていただきたくコメントさせてもらいます。
2年前にこのサイトを拝見して刺激を受け、日々をだらだらとすごすよりはと、英単語の暗記を続けてきましたが、ちょうど丸2年になりました。
現在はコウビルドの辞書の約半分、17,000語程度まで進んでいます。あと1,2年で終了する予定です。
2年たったということで、何か感慨でも沸いてくるかとも思いましたが、案外沸いてこないものですね。塔主さんにはまだ及びもつきませんし、終了して洋書の読書に打ち込めば変わってくるのかな、とも思っています。
ともあれ、もう少し暗記を続けていこうと思います。今度の報告はコウビルドを一通り暗記したときにしようと思います。
なにかやたらと事務的なコメントのような気もしますが、それではこの辺で。

追記:情報カードへの転記ですが、P-Study System というフリーのソフトを使えば、すぐにコウビルドの全単語を印刷できますよ。(http://www.takke.jp/)
塔主さんはすでに塔を完成させているので、関係ないかもしれませんし、転記も暗記のうち、という考えも確かですが、これから暗記しようという人には有用かと思います。

Posted by: shinshi | January 29, 2007 at 12:37 AM

shinshi さん、しばらくです。

その節はいろいろとご指摘をいただき助かりました。

もう2年になる。そしてコウビルドの辞書の約半分、17,000語程度まで進んでおられる。特に感慨はないとおっしゃるがなかなかできることではありません。私だったら、単純ですから、50%も征服したコウビルドをしげしげ眺めながら悦に入るところですよ! 

あまり英語の読書はしておられないようですが、5000語程度あらたに語彙が増えた時点で何か読んで見られたら「前とは違うなあ!」と実感されるはずです。

くれぐれもあせらずに続けてください。必ずブレイク・スルーが訪れますよ。

P-Study System のご紹介もありがとうございました。私は紙カードの方が性に合っていますが、P-Study System を有効に活用できる方も多いと思います。

コウビルド征服のあかつきには絶対お知らせください。快挙ですよ!

Thank you.

Posted by: k.y. | January 29, 2007 at 05:40 PM

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