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コメントにお答えする(9/2007)

gini さんへ

はじめまして。

コメントありがとうございます。

> 毎日市販の単語集の暗記とThe Economistや洋書を読むようにしています。

私は、Economist を読むと、学校文法がそのまま使われていてうれしくなります。 構文集みたいな感じさえすることがあります。 

読んでいる内に記事に集中してそんなことは忘れてしまいますが、Time などとはかなりスタイルが違いますね。

> その後(またはそれと並行して)アンチバベルの塔のやり方で、語彙強化を始めようと思っています。

ここのところようやくアンチ・バベリスト志向の方が増えてきたようです。 ただ、本格的にやる場合、工程2を終了するのが最初の手ごわい( = redoubtable ) 関門になります。 しかし、これを終了すれば出来上がったカード集自体が ― お金では絶対買えないたいへん貴重な ― 宝物になるのでぜひがんばってほしいものです。

> ぼくは転記をすることの意味は、転記すべき「語彙」を自分で選別する作業自体が、既存の単語集を読むことよりも積極的に関与する作業であるためである、と思っているんですが、しかし時間と労力をかけ転記することよりも、作業工程3の暗記の作業に専念した方がいいのではと思いました。そこで思い浮かんだやり方は、辞書を中古で安く購入し、それを一ページずつ破いて、そのまま暗記カード代わりに使うというやり方です。 基地の語彙はマーカーで塗りつぶしたりしてはどうでしょう。

おっしゃることは実によくわかります。 私も同じように思っていた時期もありました。 

そして、ほぼ同じようなことを延べ2年間ぐらい実際に継続してやってみました。 その他 gini さんが語彙強化について考えておられることのおそらくすべては私が既に実行してみたものばかりだと思います。 

このブログにも書いてありますが、その間に何度も何度も何度も失敗を重ね、膨大な時間も費やしましたし、それなりの効果も確かにあって現在に至っています。 

他方、いかに無駄に見えようとも、いかにドンくさいやりかたに思えようとも、「塔」 は私の最終結論であり集大成なのです。

これから先のことを考えてみても転記したカード集は、それ自体ひとつの創作物で貴重な宝物ですが、裏面がまだまだ空白のものが多いし、表の面も余白がかなりあります。 手書きでいろいろなことを追記していく楽しさもあります。 これから進化するカード集です。

> なんだか異端を宣告されそうでなかなかコメントしづらかったのですが、自分の視野の偏狭さには気付いているので、ぜひ経験値の高い方のアドバイスをいただければと思って、コメントさせていただきました。

いえいえ、異端も何も、私はそんなことはいささかも気にしません!! 

上記のようには書きましたが、「塔」 はあくまでも私のやり方であって唯一絶対のものでは断じてありません。 他に何かもっといい方法があるかもしれません。 

私が (それなりの効果はあったにせよ) 「塔」 の成果に比較すれば失敗したやりかたでも、gini さんがやれば成功するかもしれません

そんなことはやってみなければだれにも分からないのです。 アイデアに終わらず実際に試してみてください。 そして成功したらぜひ教えてください。 他の人たちにも大いに参考になります。 それに、たとえ失敗してもいい経験になること間違いなしです。 そんな経験は今後に生きます。

gini さんは若い! 何でもやってみることです!

これからも、よろしくお願いします。

Happy learning !

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Comments

コメントありがとうございます。
こんなに丁寧にしていただけるとは感動です。

アドバイスいただいたように、僕には時間という武器があるので、失敗も糧になると思ってまずは自分のやり方で試してみようと思います。

ブログの更新を楽しみにしています。
ありがとうございました。

p.s.僕のお気に入りは、アンチバベルアルバムです。
さらなる写真の追加を楽しみにしています(本棚/机のアップとか見てみたいです!)。

Posted by: gini | September 08, 2007 at 06:45 AM

こんにちは。
以前コメントさせていただきました、石ともです。
いつも読ませていただいて、とても
シェアしたいことがあるので、書かせていただきます。

「エミネム」ってご存知ですか?
アメリカの白人ラッパーで差別発言とかで裁判ざたとか問題も多い人なんですが、
「ラッパーとして成功する」と決めた日から辞書を手放さなかったそうです。
「全然勉強してない」というイメージの彼がそうだった、という話を聞いて、とても感銘を受けました。
(ちなみに彼の発音は朗読者のようにクリアで、
ヒアリング教材としても最高です)
私も子どもの頃、「将来ものかきになりたければ辞書を読め」といわれたことがあります。
ほんとに読んでました(笑)(なりたかったので)
昔はそういうことをいう大人が結構いたんですよねー。
だから、御ブログを読んだときはすごく納得できたんです。
自分の日本語の語彙も、辞書を読んで増やしたので。
しばらくサボっていましたが(文型トレーニングしてた)
また続けたいと思います!

Posted by: 石とも | September 08, 2007 at 10:19 AM

石とも さん、こんにちは。

まだ、暑いですね。

それでも、my garden の栗の実はもうじきはじけそうな気配です。

>「ラッパーとして成功する」と決めた日から辞書を手放さなかったそうです。

これは、どこかで、たぶん石ともさんのブログで?、読みました。おもしろい逸話ですね。

いずれも誰のことであったか忘れてしまったのですが、米国で移民だけれども流通業?で大成功した人がいつもポケットに辞書を忍ばせて暗記に努めていた話しや、IT分野で若くして財を成した中国系アメリカ人が子供のころに両親に薦められて辞書の暗記に努めた話しなどを読んだことがあります。

その他、いろいろな分野の日本人もたとえば「コンサイス英和辞典」などをぼろぼろになるまで活用して仕事や生活に活かしておられます。

言葉は自己実現や自己表現のためになくてはならないものでしょう。 だから、辞書がたびたび重要な役割を演じてもまったく不思議ではないと思っています。

>「全然勉強してない」というイメージの彼がそうだった、という話を聞いて、とても感銘を受けました。
(ちなみに彼の発音は朗読者のようにクリアで、ヒアリング教材としても最高です)

元同時通訳の村松増美さんが、『私も英語が話せなかった 新編(日本経済新聞社)』の中で「表現力は日英共通」という題目をつけて ― 「・・・アノー、私とてもソノー、なんていうのかナー、英語が好きなんですけドー、高校の時ちょっとアメリカへ行っテー、それかラー・・・」などと言う人がいます・・・そういう日本語を使う人の英語は・・・やはりだらしなくて( sloppy )、ふた言目には'you see'とか'you know' を連発するような、表現力の貧しい人たちが多いのです・・・教養のある人が、内容の整理されたことを論理的に話すのに、'you see'や'you know'はあまり使いません。くずれた会話型をいたずらにまねる必要はなく、もっと教養のある英語を日本人は話すべきだと思います(省略 k.y.)― と書いておられます。

使い分けが大事でいつもくだけた言葉使いばかりではよくないということでしょう。それに気づかないと恥ずかしい。

ちなみに、私は、ピーター・バラカン著『ロックの英詞を読む(集英社インターナショナル)』という本をときどき拾い読みして楽しんでいます。ピーター・バラカンさんも、当然ながら、言葉に非常に敏感な方です。

> 私も子どもの頃、「将来ものかきになりたければ辞書を読め」といわれたことがあります。ほんとに読んでました(笑)(なりたかったので)

我が家はあちこちに英語や日本語の辞書が置いてあって、今は成人した2人の息子も自然に辞書を読むようになりました。効果絶大でした。

石ともさんもいい環境だったんですね!

> 自分の日本語の語彙も、辞書を読んで増やしたので。

そうですよ!

> しばらくサボっていましたが(文型トレーニングしてた)また続けたいと思います!

ぼちぼちやってください。 人生にはするべきことがいっぱいあるし、石ともさんはこれからの人ですから。

Thank you.

Posted by: k.y. | September 09, 2007 at 06:08 PM

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