« September 2007 | Main | November 2007 »

コメントにお答えする(13/2007)

ICCC さん、どうも、はじめまして。

若いはつらつとした人からメールをいただくと、やっぱり、元気で夢いっぱいでいいなあ! と思います。

> 僕の留学の目標は、ネイティブと同等、またはそれ以上の成績を取り、良い大学で自分のやりたいことを学び卒業することです。

それこそ留学ですよね。 昔から変わりません。 

> 高い成績を維持するには、その教科の勉強をするのはもちろんですが、英語が非母国語である我々にとっては英語の学習も極めて重要です。

これはしごくあたりまえのことなんでしょうが、なかなか実行するのは困難なようです。 実行するどころかそれに気づかない人も多い。 

ICCCさんは初心を忘れずにがんばって欲しいです。

> 日本の学校英語がいかに通用しないかがわかりました。

私にはこれは不可解です。 音声を別にすれば日本の学校英語は ― ちゃんと勉強していたら ― りっぱに役立つはずです。ICCCさんはなぜ「日本の学校英語が通用しない」と思うのですか? 

私にとって、学校英語は最高に役に立つものでしたし、今もそうです。 通用しないどころか学校英語が英語国を歩いているような気さえします。 もちろん、映画や音楽の英語もそうです。 学校英語を使って通じなかった経験もありません。 だから、「日本の学校英語が通用しない」 などと言われると??????となってしまいます。

学校英語については他の人たちの評価ももっと聞きたいです。 

> アメリカのIowa州という田舎のCommunity Collegeに通っています。日本人は僕一人です。日本人がいない所に行きたかったので、これはとてもうれしい限りです。また、学校近くの寮で生活をしているので、勉強するには最適の環境です。周りはトウモロコシ畑しかありませんので、遊ぶところもありません。

何か理想的な環境ですね! 

> 今のところ、すべての授業で『A』はキープできています。最初のうち留学生は授業の数が少ないので比較的楽です。授業の勉強に加えて、English Grammar in Use(Intermediate)という文法と日本から持ってきた市販の単語帳をやっています。

順調な滑り出しでこの先も ― いろいろなことがあるにせよ ― どれだけ成果があがるか楽しみです。 たまにでけっこうですから、ぜひ近況報告お願いしたいです。 English Grammar in Use(Intermediate)は私の生徒さんにも何度か使いました。 やり遂げるにはちょっと根気が必要ですが、例文もおもしろくて、優れたテキストです。 英語が日常言語の世界に住んでおられるわけですから文法の勉強も臨場感があるでしょう。

> このサイトを拝見してから辞書が非常に魅力的な書物なのだということがわかりました。

ありがとうございます。 辞書の魅力を理解してもらうのもこのブログの大きな目標のひとつです。

> やはり物理的な紙の辞書からしか得られないものってあると思うんです。

あります! 人間の脳はアナログの世界で進化してきたのですから紙の辞書に親しみや魅力を感じるのは当然でしょう。 

> SATの範囲をカバーしつつ、自分のレベルにあった辞書がわからないのでご教授いただければ幸いです。

『Longman Exams Dictionary』 や 『Longman Dictionary of Amrican English 』 などがいいと思いますが、自分でこれだと感じるものが最適でしょう。

> 1年で終わらせるよう頑張ります。

そうなればいうことなしです。 しかし ― 挫折したら惜しいですから ― あまり無理しないようにしましょう。30%ぐらいやってみればかなりペースが把握できるはずです。

がんばっている若い人をみるとほんとうにうれしくなります。 

これからもよろしくお願いします。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

コメントにお答えする(12/2007)

lethe さんへ。

コメントありがとうございます。

> 私はアメリカへ来て半年、語彙の少なさに日々やきもきしている18歳です

18歳! そんなに若くして「語彙の壁」を強く意識できたことはたいへん有利なことだと思います。 たっぷり時間があります。 心配無用ですね。

18年程度は、長い一生を考えれば、各自でコントロールできる(寿命が各自のありようで伸縮する)時間でしょう。

> 幸い、インターネットと言う文明の利器でこちらのサイトを読む事が出来ています

ネットを嚆矢(こうし)とする高度なコミュニケーション技術のおかげで夢がどんどん現実になっています。 こんな便利な世の中に生活できて何と幸運なことでしょう。

> 辞書を一冊丸暗記、という事が出来たなら、どれだけ友達と話すのが楽しくなるだろうと、ワクワクしています

紙その他の辞書と、それを人間が頭に格納した辞書とは、まるで別のものです。 脳内辞書はダイナミックな化学変化を繰返してさまざまな創造行為(話すこともそのひとつ)の源になります。 楽しくなるのはそのためでしょう。  

ちなみに、ここでいう丸暗記とは、文字通りの丸暗記ではなく、各語彙の意味を自分なりに加工して ― 自然にそうなってしまうしそれでいいわけですが ― 覚えることです。

> 更にこちらにはご推薦のカードもなくあったとしてカードにコピーする事も出来ませんので、ワードで転写してコピーしてホッチキスで留めてノートのようにしていくつもりでおります

学習手段は各自で工夫考案されるのが最高でしょう。 「塔」は ― もちろんそのまま利用してもらっても充分役に立つ方法ですが ― ひとつの実証済みのモデルとして参考にしていただけたらと考えています。 

> 因みに手頃な和英辞書は手に入り難いので、5万語の英英辞書からのスタートと言う少々身の程知らずな処から始めておりますが、頑張ります

「和英」ですか?

> 来年の今頃、一冊終了した暁には、ご一報したいと思います

あせらずに、根気よく、続けてください。 そしたら、たとえば記憶力も思いのほか鍛えられて、自分の能力に驚く日もきっときます。 力の限界などやってみないと懸命になって鍛えてみないとわかりません。 人間の脳は ― 非力な私がいうのは恐縮ですが ― かなり余裕をもって設計されている感じがします。 何もしないで空疎な議論ばかりしていては時間がもったいないです。 

> 最後に、久しぶりに日本語のサイトをじっくり拝見致しました とても楽しかったです 

私もコメントをとても楽しく拝見しました。 

Thank you.

| | Comments (1) | TrackBack (0)

辞書とグーグル (市販の単語帳を卒業・脱出)

辞書やグーグルは決して万能ではないし間違いがないわけでもない。

しかし、以下に引用したことは真実です。

そのへんのたよりない(ことの非常に多い)ネイティヴ・スピーカーに尋ねるより辞書や Google に尋ねるほうがよほど効率的で正確なのです。 辞書や Google は相対的には最高の情報源です。

ー------------------

ネイティブより辞書とグーグル
ネイティブもよく間違えることを説明しました。ではだれに聞いたらいいのでしょうか。答えは辞書と検索サイトのグーグルです。ネイティブよりずっと当てになり、ほとんどの疑問はこれで解決します。まず、辞典について説明します。当然ですが、辞典は非常に信頼性の高いものです。単語の意味はもちろんですが、文法や語法についても大変有益な情報を入手することができます。 日本人が知っている日本語は全体の一部であるように、英語ネイティブの知っている英語も全体の一部です。我々が知らない日本語を辞典で調べるように彼らも知らない英語を辞典で調べます。従って、例えば単語の意味がわからないならばネイティブに聞くより辞典に聞いたほうが早いし確実です。 辞典というのはその道の専門家が大勢集まり慎重に慎重を期して作るのですから、いかな一人の天才よりもはるかに優れたものであることは疑う余地がありません。文法について例えばネイティブに質問しても、あやしいことはすでに説明したとおりで、これについても辞典は頼りになります。語法もそうです。このように非常に重宝な辞典ですが、弱点があります。 それは更新するのが遅いので新しい単語が出ていないことがままあるのです。例えば数年前にゲノムという言葉が広く使われるようになった時に(紙の)辞典には載っていないことがありました。今はもう認知されてそういうことはないでしょうが、このように遅いという欠点があります。もうひとつは、紙面の関係上すべての例文を載せることができないことです。 例えばスピーキング(あるいはライティング)の時にある表現が実際に使われているかどうか調べようとしても辞典ではわからないこと
がままあります。この二つが辞典の欠点です。このような時に強い味方になってくれるのがGoogleなのです。私もこれを毎日使っていてこれがないと、仕事が出来ないくらいです。 ではもう少し具体的に見ていきましょう。例えばonly really という表現はいいのでしょうか?いくつかの辞典で調べてもありません。only tooなら載っています。 ではこれは間違いでしょうか?いえ、まだわかりません。辞典に載っていないからといって、それが間違いとは限らないのです。そこでグーグルでonly reallyを打ち込んでみました。 すると、たくさん出てきます。辞典にはまったくなかったのに。もしやと思ってあまり使わないロングマン英英辞典を見てもなかったのに。こうしてこのonly reallyが実際に使われている表現だとわかったのです。意味はどうわかるかというとこれはもうその文脈から判断するしかありません。only reallyについてはreallyを強調しているだけだと判断できました。 このようにすれば、辞典でもわからない疑問の答えがほとんど見つかります。ただ、ひとつ注意したいのはグーグルに載っていれば正しいとも、載ってなければ間違いとも断定はできないことです。載っていてもそれが間違って書かれた可能性もあるわけです。それはHPやあるいは新聞に書いてあることがすべて正しいとは限らず、間違いの可能性もあるのと同じことです。 逆に載っていなくても、たまたまそういう表現のHPがないだけで、実際には使われている可能性もあるわけです。こういうことに留意した上でなら、Googleは100万の援軍に匹敵します。私はネイティブがいなくてもまったく困りませんがGoogleがないと大変困ったことになってしまいます。ありがとう、グーグル!
(注) グーグル以外の検索サイトでも同じことが出来ます。私の場合はたまたまグーグルのほうが好きで、使いやすいだけです。 ( http://fgi.school-info.jp/z.htm より引用 )

------------------------------

辞書とグーグルなどに文法書も加えるべきでしょう。

最高の情報源に覚醒すれば英語学習の成果は飛躍的に高まるわけです。

NOVA効果など比較になりません。

もちろん ― 英語学習は別にして ― ネイティヴ・スピーカーといろいろ話すことは楽しいし有益です。 また、ときにはけんかになることもあります。 それはそれでごく自然な交流でしょう。 

ただし、ネイティヴ・スピーカーを英語学習の手段にすることは、たいていの場合、あまり賢明なことではありません。

日本語だって分からなかったら辞書などを利用するのが普通です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« September 2007 | Main | November 2007 »