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コメントにお答えする(17/2007)

kozo さんへ。

はじめまして、「塔」主のk.y.です。

興味をそそられるコメント、楽しく読ませていただきました。 

過分にお褒めいただいて、うれしいやら恥ずかしいやら、恐縮の限りであります

kozo さんは、もともと英語に興味がおありだったようですが、化学を専攻されたということでちょっと触れてみたいことがあります。 

それは、科学的事実の英語の記述を読むことが英語の理解に大いに役立つということです。

たとえば 「A chemical reaction takes place whenever bonds between atoms are broken or made. In each case, atoms or groups of atoms rearrange, making new substances ( products ) from the original ones ( reactants ).(『Dorling Kindersley Ultimate Visual Dictionary』 より)」 という英文は 「原子間の結合が壊れたり生まれたりすると、必ず化学反応が起こる。どちらの場合も原子や原子団の配置が変わり、それによって反応する前の物質(反応系)から新しい物質(生成系)が生じる(『英和・ビジュアルディクショナリー分解博物館21』より)」 という日本語に翻訳されています。 英語の方が日本語より優れているとは断じて思いません。 しかし、科学的な事実を記述する場合は英文の方が格段に切れがある、明確であるという印象を受けます。 そして、英語の冠詞や単・複数や分子構文 ( making ) の機能、takes place や whenever のニュアンス、「反応系」や「生成系」という何やらもやもやとして理解しがたいものがずばり reactants と products となることなどについて ― 英語を学ぶ上で ― 参考になることがたくさんあります。 

だから、私は、英語の授業にも科学的な記述をもっと利用したらいいと思います。 

科学啓蒙書を読むことで英語の理解・研磨が加速されます。 単純な記述であってもたいへんおもしろくて飽きることがなく、しかも、英語が透けて見えるからです。 そんな英文をもうひとつ Albert Towle 著 『Modern Biology 』 から引用しておきます。

The Concept of Species

The word species is derived from a latin word meaning "kind"or "appearance." You are probably already familiar with this definition. For instance, you might realize that all gorillas are of the same species. You would base your belief on the fact that individuals in this group look like. We use the concept of species because we naturally tend to group together things that look alike.

さて、「塔」 関連で書いていただいたことに興味津々であります。

> 1つ目の報告ですが、「アンチ・バベル」の塔をもっと多くの方に知っていただきたいと思い、去る2007年10月7日に、ミクシィ http://mixi.jp/home.pl で「英単語50000語習得」というコミュニティを立ち上げました。開始して2ヶ月半ですが、すでに460人を超えるメンバーに参加していただいております。「アンチ・バベルの塔」方式で、辞書暗記を開始される方も出てこられました。

ありがとうございます! 私はまだミクシィの会員になれないでいるのですが、ほんとうにうれしいニュースです。 今年はアンチ・バベリスト志望の方がだいぶ増えてきて巨きな成果を実感されている方も出現中です。 楽しみです!

> ・・・私独自のボキャビル法として、ささやかですが、「耳から50000語」という個人プロジェクトを開始しました。これは2つの柱から成り、「音声ファイル化」と「ルーズリーフに貼り付けた辞書へのマーキング」です(以下を参照ください)。これまでに「茅ヶ崎方式の4000語」をマスターしたので、現在の手持ち語彙は9000語くらいですが、目下、英検1級レベル~GRE(米国大学院入試)レベル(15000~17000語レベル)をターゲットにしています。

A.音声ファイル化
「ロングマン現代英英辞典」のCD-ROMから、単語と例文の発音を録音し、これと合わせて「ロングマン英和辞典」から単語の日本語訳を自分の声で録音しています。これをiPodに入れて耳からひたすら聴き、シャドウイングしています。音声は脳への強い刺激となるのと、通勤時間を利用して圧倒的な復習回数をかせげるのがメリットです。ポイントは、録音時に、語義と例文を丁寧に音読して「仕込み」をしておくことだと感じてます。1つの単語でも複数の語彙があるのが普通ですが、1語彙1ファイルに分割しています。ファイル名を単語名にしておくことで、iPodの画面上でスペルを確認できます。例文の付いてない語彙は、語義(英文)そのものを録音したり、「英和活用大辞典」から持ってきた例文を録音しています。

B.ルーズリーフに貼り付けた辞書へのマーキング
「アンチ・バベルの塔」方式でのカード化を参考にしつつも、あえて辞書を解体し、A5のルーズリーフに貼り付けています(100ページで1冊としています)。未知語の例文に蛍光ペンでマークします。理由はいろいろあって、携帯性・分離性を良くするため、転記の負担を軽減するため、1枚の絵のようなアナログ的視覚情報を持たせるため、そして、将来的なロングマン完全征服への見通しをたてるため、などいろいろあります。

私 k.y. にとっても他のみなさんにとっても実に参考になるアイデアとその実行例を披瀝してくださったことに心から感謝しています。 

どんな形にせよ音声は絶対に無視してはならないし、ルーズリーフやノートの活用 その他の工夫もどんどんすべきだと考えています。 

みなさんのたゆまない工夫とその実行がいつの日か「暗記用学習辞書(書籍・ソフト)」の発売・普及に結実する日を夢見ています。

しかし、何よりも、今は、みなさんの精力的に着手したプロジェクトが、おそらく挫折・再開・試行錯誤を経ながらも、豊かな実を実らせることを祈っています

これからもよろしくお願いします。

Thank you.

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