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「塔」工程 1 について

「塔」の建設は、単なるアイデアあるいは机上の空論ではなく、「塔」主が実際に成功した実証済みの語彙強化法です。

「アンチ・バベルの塔」 の工程は4段階

1 ターゲットの特定 (=学習辞書の選択)

2 未知語彙の選別・固定(=カード作成)

3 未知語彙の暗記(=本格的な暗記作業)

4 毎日30分の永久復習

注 4 の復習について:私たちは毎日大量の日本語に接している。そのことが即日本語の復習になっているので日本語の語彙を忘れることはない。ところが英語は日常語ではないため、意図的に復習して接する機会を作らないと忘れてしまう。だからこの復習を 「結局復習をしないとだめなのか!」 と否定的にとらえてはならない。あたりまえに必要な作業なのだ。仕事や読書で日常的に英語に接している日本人であっても 5000語~1万語~1.5万語 (復習なしに維持できる語彙数は人によって異なる) を超える語彙レヴェルは復習しないと維持できない。

さて、1 のターゲットを特定する ― つまり学習辞書を選択する ― 工程は 「塔語彙」の質・量 を決定する工程です。 

したがって、できるだけ高いレヴェルの学習辞書を選びたいと思うのが自然でしょう。 

しかし、そこに陥穽があります。 

いきなり 「上級学習英英辞書」 を選択しても、すぐ挫折する可能性が、たいていの人の場合、極めて高い。 語彙数が既に2~3万語(中級学習辞書の見出し語レヴェル) ぐらいに達している人でないと無理でしょう。 

また、英語のネイティヴ・スピーカーであっても庶民の語彙レヴェルは 「上級学習辞書」 の質・量には達してはいないと思われます。 これは、ネイティヴ・スピーカー用語彙クイズのランキング評価などを見ても分かることです。 

そこで、まず目標とすべきなのは英語のネイティヴ・スピーカーの庶民の語彙レヴェル ― 日常の言語生活(会話・仕事・読書)にほぼ支障のない語彙レヴェル ― です。 ちなみに、私の近未来の目標は、このレヴェルを活用語彙のレヴェルにすることです。

そして、その庶民の語彙レヴェルは、たとえば 『Longman Dictionary of American English』 のレヴェルです。 

普通の日本人がこのレヴェルの認識語彙を獲得するためには、私の経験上およそ5000時間(個人差が大!)必要ですから、所要時間からしても通常は上限に近いかもしれない到達目標でしょう。 旧司法試験に短期間(2~3年)で合格した人は毎日10~15時間ぐらいの勉強をしていましたが、それくらい勉強できれば1~2年で達成可能なレヴェルですが万人向きの処方箋ではない。 

かくして、ほぼ満足できる実用性と所要時間の両面から判断して 中級学習辞書たとえば『Longman Dictionary of American English』 のレヴェル こそ普通の英語学習者が ― 人によっては5年~10年~15年かけても ― 目指すべき語彙力だと言えます。 

中級英英学習辞典に抵抗を感じる人は 『ニューヴィクトリーアンカー英和辞典』 でOKです。 この辞書は活字も大きいし何と言っても日本語の説明が充分にあるから安心でしょう。 難点は英英と違って英和だから 「辞書利用即英語を読むこと」 にはならないことですが、それは洋書を多読することなどで補えばいい。 また、 『ニューヴィクトリーアンカー英和辞典』 をマスターすれば 『Longman Dictionary of American English』 などを復習プラスαに利用する手もあります。

そして、それでもまだ抵抗を感じる人は、つまり本格的な 1 の工程に取り掛かることが困難な人は、『アクセスアンカー英和辞典』 や 『ジュニアアンカー英和辞典』 などで入門期間を設けることも得策です。 成人だからといって 『アクセスアンカー英和辞典』 や 『ジュニア・アンカー英和辞典』 をバカにしないようくれぐれも注意しましょう。 丁寧に吟味すれば、決してバカにできるレヴェルではないことが分かります。 それどころかそんなレヴェルをマスターしている日本人は決して多くありません。 


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