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2008年新年あけましておめでとうございます。

みなさん、あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いします。

2004年に書き始めた 「塔」 のブログも今年で4年目にはいります。 

「学習辞書暗記」 という常識的にはとてもじゃないが受けそうにないプロジェクトに予想外の反響があり、総アクセス数も50万に達しました。

いつも読んでくださるみなさんにはほんとうに感謝しています。 

昨年は 「塔」 に着手される方がさらに増えました。 また、 2年以上 「工程2」 を続けておられる方、「工程2~3」 で巨きな効果を実感しておられる方、 最近新たに始められた方、真剣に 「工程1」 を検討されている方など 「塔」 建設のプロセスがあちこちで進行しています。 「塔」 をヒントにして独自の手法で 「学習辞書」 に依拠した語彙強化を開始された方もおられます。

「学習辞書」 をマスターすることが語彙強化の限界を打破し得るブレイク・スルー(のひとつ)であること、文字通り 「究極の語彙強化法」 (のひとつ)であることを認知する動きが少しずつですが確実に広まっているわけです。

他方、標準的な「塔」用辞書である 「中級学習(英英)辞典=普通のネイティヴ・スピーカーならだれでも知っている語彙を収集・記述したもの=日本語でいえば中高生用国語辞典」 を 「成人用の辞書=日本語でいえばたとえば 『広辞苑』 と同一視して 「辞書暗記などとんでもない!」 といきなり拒絶反応を示す人がまだ圧倒的に多い。 残念な誤解です!

「辞書をひく」 という場合、成人のあなたは 「中高生用の辞書」 を思い浮かべますか? そんなことはないでしょう。 

成人にとって、 中高生レヴェルの語彙を記載した「中級学習(英英)辞書」 は ― 最終的には ― 引くものではなく覚えるものです。 

書店へ行ったときに中学生用の国語辞典であるたとえば 『三省堂 例解新国語辞典(収録語彙数5万7千)』 をざっと見て知らない語彙があるかどうかチェックしてみたらよくわかりますよ。 ほぼないでしょう。 この5万7千の語彙の内仮に2万語しか知らないとする。 それで満足に日本語でものが読めると思いますか? 読めるわけがない。 そして、あなたは、まさかこの中学生用の「学習辞書」と 『広辞苑』 を同一視することはないでしょう。 

今年も、そんな 「学習辞書」 と 「成人用辞書」 を同一視する誤解を解いて 「塔」建設 = 「学習辞書」 を覚えることが最高質で必要充分な量の語彙を最高速で獲得する方法=であることを示すために、ブログを書き続けるつもりです。

私自身は 「工程4」 を巡航速度で続けていますが、もはコンスタントで意識的・集中的な語彙強化は卒業し、英語でも ― 語彙の壁に阻まれることのない ― 自由な読書を楽しんでいます。 まさに、読書を楽しむために語彙強化に励んだ冥利です。 「塔」建設は、必ず、「英語も自由に読める愉悦」 をもたらしてくれます。 

話しは変わりますが、 私は新刊の辞書はできるだけ買うようにしています。 昨年最後に買ったのが山岸勝榮先生が編集主幹の 『アンカーコズミカ英和辞典』 です。 

その巻末に apple は 「りんご」 か というタイトルの、 英語日本語専門家・Dave Telke氏が書いた、20ページにわたる記事があります。

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そこに次のような例文があって単・複数や可・不可算名詞に関しておもしろい示唆を得ました。 

(引用開始) Grandpa raises chickens so we often have chicken for dinner. おじいちゃんが鶏を飼っているので、夕食に鶏肉をよく食べる。

Would you like an apple [ some apples] ? りんご(丸ごと)はいかがですか。;

Would you like some apple ( slices ) ? りんご(切ったもの)はいかがですか

I bought a newspaper. 新聞を(1紙)買った

i used newspaper for packing.  (荷造りの)詰め物に新聞紙を使った。(引用終止)

こんな記事は学習用・成人用を問わず「英英辞典」にはありません。 「英和辞典」のみがなし得る妙技です。 そんな啓蒙的な知識を本文中でも提供してくれる 『アンカーコズミカ英和辞典』 は新たな魅力を備えた ― 私は今年ぜひ読んでみたい ― 英和辞典のひとつです。

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元旦に、もうひとつ、昨年末によんだ茂木健一郎著 『脳を活かす勉強法』 より数箇所を引用しておきます。

(引用開始) 勉強とは、自分という存在を輝かせるものであり、人生における次のステージに登るためのものなのです。 そして現代は、その勉強を大学に行かなくても実現できる時代なのです。 これに気がついた時に初めて、人々の勉強熱に火がつくのだと僕は思います。

勉強そのものが喜びにならないと、モチベーションを保つことができず、なかなか持続しません。 自分の内面とよく対話して、どうしたら自分の脳が喜ぶのかということを、経験的に見つけていくことが必要です。

僕は、これからの時代を乗り切るキーワードは 「猛勉強」 だと思っています。 (引用終止)

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脳を喜ばせる刺激の最たるもののひとつが夢中になってする読書・勉強です。 英語は、日本語と共に、その勉強の強力な道具です。 その道具を自在に使いこなすためには少なくとも 「中級学習(英英)辞典」 レヴェルの語彙は欠かせません。 

ことしも精一杯脳を喜ばせましょう!

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