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カードの作成法その他について

(http://sanshisuimei.cocolog-nifty.com/_the_tower_of_antibabel/2008/08/post_b9e9.html に Kozo さんが寄せてくださった comment に答えて)

Kozo さんへ

こんにちは。 ごぶさたです。

> ・・・メンバーも1150名となり、「アンチ・バベルの塔」を建てようという人が続々と増えてきております。

ほんとうですか!? うれしいことです。

> ・・・具体的なカード作成手順が、ブログのどこに埋もれているかわからない・・・

わかりにくくて恐縮です。 以下にだいたいのやり方を書いておきますので参考にしてください。

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別にどんな方法でも構わないのですが、私は、以下のように実行しました。

① 使用カード:市販の情報カード 製品名は「LIFE 情報カード J880 B6 128㎜×182ミリ 無地 100枚で¥451」
② 教材:英英辞典 
自分が知らない単語や表現はもちろん、記憶があやふやなものもすべて、Aの項目からチェックし、「ワード」でカードに記入し、プリントアウトします。その後、パンチで綴じ穴をあけ、リングに通し、100枚単位で整理し、普段は重ねて置いておきます。
これで、まさに自分独自の単語帳=アンチ・バベルの塔が徐々に高くなってゆくわけです。
③ ワード文書の設定
「ページの設定」は次のようにします。
用紙:182㎜×128ミリに設定
余白:上下右をすべて6ミリ、左は20ミリ、とじしろは0、とじしろの位置は左(「ページの設定」の途中で修正を要求されたら「はい」をクリックして指示通りにします)
文字方向:横書き
段数:2
文字数と行数:両方を最大に指定
1ページが2段組ですから、左ページにターゲットの単語や語句を書き、右ページの同じ位置にその各単語や語句の意味を英英辞典から書き写します。記憶しやすくするために日本語で意味を書き添える場合もあります。もちろん例文を加えるときもあり、その辺の工夫は都合しだいです。
④最大のポイントは、毎日復習を続けることです。新たにカードを作成する時間がないときは復習だけにします。
未知語彙が5000語~1万語を超える場合は、カードを先に完成して本格的な暗記作業はその後にするほうが効率がよいでしょう。

一般的な塔の工程については、http://sanshisuimei.cocolog-nifty.com/_the_tower_of_antibabel/2006/09/post_fde8.html を読んでください。

http://sanshisuimei.cocolog-nifty.com/photos/tower/image1.html はカードの写真です。

http://sanshisuimei.cocolog-nifty.com/_the_tower_of_antibabel/2006/03/post_21ed.html は多様な意見に対する塔主の考えを述べたものです。
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なお、カード自体あるいはカードに代替するものはいろいろあるはずです。 したがって ― 「塔」のカードは私にとっては最高のツールですが ― みなさん各自に最適化された 「カードあるいはその代替手段」 を工夫できれば最高でしょう。 そして何よりも大事なことはその工夫を生かして実際に目標を達成することです。 アイデアばかりでは意味がありません。

そして、銘記すべきことは忘れても忘れても忘れても忘れても忘れても忘れても忘れても忘れても暗記活動を持続することです。 

そうすれば、忘却というとんでもない強敵もやがて退散します! 頭筋トレにもなります。

ただし ― 1定のレヴェル(各自に異なるので具体的な語彙数などは言えない)を超えた語彙に関しては ― 半永久的に復習しないと忘却いう名の不死身の強敵は音もなく攻撃を再開します。

いやでたまらなくなったらどうするか? 北京五輪柔道金メダルの内柴選手の言葉 「大幅な夏休みを取りたい。夏休みの後、柔道にまだ熱いものがあればやるし、うんざりしてれば辞めるかも 」 がおもしろい。

よろしくお願いします。

Thank you.

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Comments

k.y.様

早速のところ、詳しい説明をしていただき、どうもありがとうございました。

こちらの過去ログは、質・量ともに情報の宝庫だと思っておりますので、新しい方にもどんどん読んでいただきたいです。

新メンバーの方々も含めて、各地に個性豊かな「塔」が立つ日が待ち遠しいですね。

Posted by: Kozo | August 11, 2008 at 08:37 PM

はじめまして。OALDを用いて語彙増強を試みているのですが、塔首様は暗記用素材としてOALDをどのように評価していらっしゃいますか?

Posted by: tomoishikawa | August 20, 2008 at 12:21 PM

tomoishikawa さんへ

はじめまして。

OALD も当然そうですが、どの上級学習英英辞典も比類なく優れた学習ツールです。

暗記できれば最高です! 念のため、ここでいう暗記とは、いわゆる丸暗記ではな、各語彙の意味の理解と暗記のことです。

ただし、普通は、基礎学力(=英検1級超の実力)と尋常ではない根気の要る作業です。

「塔」は  ― 「(究極的には上級)学習(英英)辞典」 レヴェルの語彙を獲得するための唯一で最も効率のよい方法だという私なりの確信はありますが ― 「前提となる基礎力」と「大変な努力」が必要なことも明らかです。

もっとも、たとえば 『ニューヴィクトリーアンカー英和辞典』 レヴェルの学習辞典の暗記なら ― 英検準1級前後の実力を前提に ― さほど難しいことではないでしょう。

Happy learning!

Posted by: k.y. | August 20, 2008 at 03:48 PM

はじめまして、k.r.ともうします。

書籍、とくに小説や啓蒙書などを日本語の書籍並みに読めるようになりたいと、長いこと思いつつ、漠然と日々を過ごし、気がつくと最早50才になっておりました。
構文理解(解析)はそれなりにできるようになってはおりますが、例えば、クーンツの小説を読みながら、あまりの語彙不足を実感させられております。
腰をすえた語彙増強法をと思いながらも、市販の単語集がせいぜい15000語レベルどまりであることから、他によい手段はないものかと探し求め、たどり着いたのが「塔」でした。
約2週間かけて全て読みました。
特に時間について、「腰をすえる」ことが甘くはないこと、でも、挑み甲斐のあることがよくわかりました。

現在、「塔」構築に向けて最初に取り組む辞書を吟味しております。

ところで、「塔」構築にあたり、気になる点が2点程ありますので、質問させていただきたいと思います。

(1)同じ語彙の段階毎のメンテナンスについて
例えば最初に利用した辞書から転記した語彙に対して、第二段階で用いた辞書から語義を追加する場合、第一段階で作成したカードに対して追記なさっているのでしょうか?
或いは、その語彙に関してはカードを作成しなおしておられるのでしょうか?
追加のボリューム次第だとは思うのですが、その辺りで何か工夫などありましたら、ご教示いただけたらと思います。

(2)「塔」の語数について
塔主様の「塔」の語彙数は2万語ほどで、この語数は利用辞書の見出し語の値ではない、とのお話でした。
また、「塔」以外の2万語程度の認識語彙は、普段の読書などで充分に維持され、まったく復習の必要なしとのお話もありました。
一方、塔主様がご利用になった英英辞書は、総語彙数が17万語あまりではなかったかと思います。
そうすると17万語-(2万語+2万語)=13万語がどのような扱いになっったのかが気になります。
或いは、前二者が見出し語相当の換算かとも思いましたが、念のためご教示いただけたらと思います。

なお、このページがなければ、道に迷ったゾンビ状態がまだまだ続いたであろうことは、想像に難くありません。
このようなすばらしい情報を公開していただき、本当にありがとうございます。

Posted by: k.r. | August 25, 2008 at 09:24 PM

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