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ちょっとひとこと(3)

「(上級)学習(英英)辞典」で「塔」を完成させたからといって未知語彙や未知の事柄がなくなることなどありえないことはこれまでに何度も述べてきたことです。 そんなことは当然のことなのに誤解する向きも多くて書かざるを得ない。

「塔」の完成はその未知の事柄に対処する前提なのです。

その前提 = 雑誌や新聞その他の英語の情報源で使用される語彙の98%超が既知語彙であること
。 98%超の語彙 (専門・業界用語などは除く) があってはじめて 「無理のない読書」 や 「多読を通じての語彙強化」 が可能になる。

私が「塔」を完成させたのは何のためか?

いろいろありますが主要なものを2つあげておきましょう。

1 英語で普通にものを読めるようにするため

英語で普通にものを読むとはどういうことか?

日本語でものを読むのと同様な容易さであるいは日本語でものを読むのと同様な困難さで英語でものを読むということです。 その際に必ず未知語彙(全体の語彙の2%未満)が出現することは日本語で読む場合と同じ。

2 日本語の『広辞苑』などの辞書やその他の日本語の情報源を利用するのと同様にネイティヴ・スピーカー用に編纂された 『The American Heritage Dictionary of The English Language』 などの辞書やその他の英語の情報源を利用できるようになるため

「学習英英辞典」は、英語で普通にものを読むために「ぜひとも暗記すべき必須語彙」を提供してくれる最高のツールであって、決して 『The American Heritage Dictionary of The English Language』 などの英英辞典やその他の情報源の代わりになるものではない。

しかし、「塔」を完成すれば1や2が可能になります。換言すれば、英語での知的活動の前提が整うことになる。その際、日本語の教養も寄与して相乗効果を発揮することはいうまでもありません。

せいぜい5000~1万~1万5000程度のしかも市販の語彙集レヴェルの語彙力しかない人たちが「(上級)学習(英英)辞典」を暗記しても英語でものは読めないなどと知ったようなことを言う。

実際に 「学習(英英)辞典」 に精通している人なら口にしないナンセンス。

「学習辞典」のレヴェルに達した人は ― 日本語での教養も寄与して ― ネイティヴ・スピーカー用の辞書を自由に利用することができるし、多様な英語の情報源に容易にアクセスできる。英和辞典や英語に関する参考書の利用さえ深化あるいは進化する。

「学習辞典」レヴェルを前提にしてこそ、豊穣な知的世界が開けるのです。 

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Comments

ごぶさたしております。

mixiでのコミュニティ「英単語5万語習得」を立ち上げて、早10ヶ月が経ちました。メンバーも1150名となり、「アンチ・バベルの塔」を建てようという人が続々と増えてきております。

私としては、こちらのサイトに誘導し、過去ログをしっかり学ぶことから始めてくださいと言っているのですが、新規メンバーの中には、具体的なカード作成手順が、ブログのどこに埋もれているかわからないので教えて欲しい、という声が上がっております。よろしければ、代表的記事へのリンクを示していただけると助かります。よろしくお願いいたします。

Posted by: Kozo | August 10, 2008 at 11:33 AM

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