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コメントにお答えする(1/2009)

tetsu さんへ。

あけましておめでとうございます。

年明け早々にすばらしい成果をお知らせいただきありがとうございました。

塔効果」 についてはゆるぎない自信を持っているとはいえ実際の成功例をお聞きするとほんとうにうれしいです。

金井さやか著 『英語は耳読書で学べ(中経出版)』 を読むと ― 英語が上達しない人には2つのタイプがあって、(1) いろいろな方法論を渡り歩くだけで実際の行動を始めない人 (2) ある方法を試してみるがこれで成果が出るのだろうかと不安で学習に身が入らず途中でやめてしまって続かない人 という趣旨のことが書いてあります。 そして、成功した人の方法に沿って行動を始めたら成果をチェックしつつ独自の工夫を加えながら続ける、それが 「短期間で英語を上達させるための行動」 だと述べています。

ズバリその通りでしょう。 

「塔」 は短期間で完成できるものではありませんが学習の基本姿勢はまったく変わりません。 tetsu さんは 「塔」 を参考にして独自の工夫を加えながらやり続けることによって目覚しい成果を手にされた。 

ごくシンプルなことです。 しかし、言うは易く実行するのは難しい。 うっかりすると 「そんなやり方ではだめだ」 と言い続けるだけで何もしないか、やりだしても途中で投げ出してしまう人が何と多いことでしょう。 そうしているうちに数年はあっというまに過ぎてしまう。 

> 私は、このブログに感化され、昨年cobuild英英和で、塔を建てました。
といっても、多義語は最初の意味しか覚えていませんが。

これはまさに tetsuさん独自の工夫ですね。 コーパスに基づいた学習辞書は各語彙の最も重要な意味を最初に記述していますから、 tetsu さんはいちばんおいしいところをまず獲得したということ。

> 試しに、シドニー・シェルダンの本を読んだところ、笑ってしまいました。
覚えた単語が出るわ出るわでした。

当然のことですがやっぱりうれしいですね。

> 中級英英かつ多義語は1つの意味のみでこれほど洋書を楽しめるということは、上級英英すべて覚えると、・・・ほとんど日本語と同じレベルで理解できる事が想像できます。

その通りですよ。

> それを目指したい欲求はあるのですが、リスニングが弱いので、この強化を優先します。しばらくは、復習を続けつつ、洋書を読み単語を増やそうと思います。

大賛成です。 音が伴わないと外国語の楽しみは半減します。 そして、まず、聞いて分かるようになること。 耳はそのためにあるんだと思います。

> 残念ながら、復習は、必須のようです。もう覚悟できました。1日30分のテレビを我慢すればいいだけなら、それ以上の価値はあります。

復習は必須です。 これもみなさんに強く訴えたい。 「塔」 の重要な要素のひとつです。

> 暗記法ですが、塔主様と同じように、カード化しました。単語は、エクセルで管理しているので、
カード化は必須であり、手間ではありません。コピペですみますし。また、定義や例文が気に入らなければ、変更しました。 暗記には、自分専用の辞書を作るのが、私にとっては、もっとも効率的と確信しています。

これは 「塔」 に関心を寄せてくださるみなさんにとって、実に大きな希望をあたえてくれるメッセージです。 

今や暗記ソフトもいろいろ利用できますし私のやり方はひとつの例に過ぎません。 「コーパスに基づいた学習辞書から未知語彙を抽出別記して暗記し復習は原則として半永久的に続ける」 というのが 「塔」 の根本ですが、具体的なやり方は各自さまざまで当然だし、ターゲットにする学習辞書のレヴェルも、人によってあるいは実力の向上に沿って、多様になってこそ理にかなっています。 

最後にtetsu さんにお願いがあります。 いつでもOKですので、利用された辞書名や毎日費やした時間数や総日数などについてもうすこし詳しく教えていただけたらみなさんにも大いに参考になると思います。 よろしくお願いします。

Happy learning!

Thank you.

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Comments

tetsuです。

単語を覚えるきっかけを作っていただいたことに感謝したかったのですが、喜んでいただけて、書き込んでよかったです。
質問に、答えさせていただきます。
利用した辞書名:SVL(アルク)を終了後cobuild英英和 定義や例文は、気に入らなければ、longman,oxfordなどを使いました。
費やした時間:毎日1~2時間を1年3ヶ月 単語帳作成の時間は、含みません。数時間かけて、単語帳を作り、暗記後、また作って暗記を続けました。単語帳作ったら、結構頭に残ります。それが抜けない間に、繰り返し見て覚えました。

残念ながら、復習が1月あくと怪しくなる単語が大量にあります。見るだけで覚えたのですが、書いて、定着を図ったほうがいいかもしれません。逆に質問なのですが、塔主様は、見るだけで覚えたのでしょうか?また、多義語の場合、復習は、例文を見て意味を思い出しているのでしょうか?

Posted by: tetsu | January 12, 2009 at 07:58 PM

tetsu さんへ。

返事をいただきありがとうございます。

> 利用した辞書名:SVL(アルク)を終了後cobuild英英和 定義や例文は、気に入らなければ、longman,oxfordなどを使いました。

『The Collins COBUILD Advanced Dictionary of American English, English / Japanse』のことですね。

> 費やした時間:毎日1~2時間を1年3ヶ月 単語帳作成の時間は、含みません。

総時間数は約600~700時間ですね。

> 数時間かけて、単語帳を作り、暗記後、また作って暗記を続けました。

「また作って」というのは具体的にどういうことでしょう? 

また、この作業に要した総時間数はだいたいどれぐらいになりますか?

いつでもかまいませんので教えてください。ただの思い付きではない実証済の方法や経験済の必要時間数は、語彙強化を目指しているみなさんにはたいへん参考になる貴重な情報です。 よろしくお願いします。

> 残念ながら、復習が1月あくと怪しくなる単語が大量にあります。

これを防ぐには「半永久的な復習(「塔」の重要な要素のひとつ)」が欠かせません。

> 見るだけで覚えたのでしょうか?

私は、見て必要なら書いて必ず音読して半永久的に復習して覚えます。

> 多義語の場合、復習は、例文を見て意味を思い出しているのでしょうか?

多義語の各語義は自分なりに短い和訳に要約したものを復習することが多いです。英英の定義や例文はときどき見直して和訳に過度に引きずられないように修正しています。ただし、和訳だけでまったく支障ない場合もあり、また英英の定義をほぼそのまま覚えている場合もあります。臨機応変に対処しています。さっと復習するときは例文は読みません。

Thank you. 

Posted by: k.y. | January 13, 2009 at 04:05 PM

tetsuです。

>> 利用した辞書名:SVL(アルク)を終了後cobuild英英和 定義や例文は、気に入らなければ、longman,oxfordなどを使いました。
>
>『The Collins COBUILD Advanced Dictionary of American English, English / Japanse』のことですね。

そうです。

>> 数時間かけて、単語帳を作り、暗記後、また作って暗記を続けました。
>「また作って」というのは具体的にどういうことでしょう? 

300語から500語を編集し(しっくりいく定義、例文の選別)、それらを覚え、また300語から500語を編集し、それらを覚えを続けました。

>また、この作業に要した総時間数はだいたいどれぐらいになりますか?

まず、私の塔の構成を説明します。7000語は、洋書で調べた単語、3000弱はSVL、cobuild英英和は、3000強となっています。
洋書で調べた7000語は、1語2分程度でしょうか。SVLは、1語30秒から1分、cobuild英英和は、1語1分から2分程度と思います。
かなりいい加減ですが、13000語で、350時間でしょうか。SVLは、ほとんど英辞郎に例文があり、結構楽できました。cobuild英英和は、辞書データがテキストでしたので、プログラムを組んで、データを引き抜きました。
塔を意識して単語帳を作ったのは、SVLとcobuildです。この2層だけですと、6000語113時間となります。SVLに比べ、cobuildの単語帳のほうが時間がかかっているのは、英英の定義を読むのに時間がかかっているからです。残念ながら、私の場合、英和を使うより英英のほうがよかったという感じはありません。

>> 見るだけで覚えたのでしょうか?
>
>私は、見て必要なら書いて必ず音読して半永久的に復習して覚えます。

見るだけというのは、ちょっと表現が悪かったです。私は、書かずに音読だけで覚えました。なかなか定着しないので、最近は、書かないとだめかなとも思っています。

13000語では、まだまだです。英語の学習は大変だとあらためて感じています。

Posted by: tetsu | January 19, 2009 at 08:29 PM

tetsu さんへ。

tetsu さん独自のプロセスがよくわかりました。

おもしろく拝読しました。他の皆さんにとっても興味深い実例だと思います。

何度も回答していただきありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。

Posted by: k.y. | January 19, 2009 at 11:32 PM

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