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コメントにお答えする(3/2010)

E1G さんへ

はじめまして、塔主のk.y.です。

楽しいコメントをいただき、うれしくなりました。

> ・・・私も2009年の1月からはじめて、つい先日、アンチ・バベルの塔を「Longman Dictionary of American English」で建て終えた者です。

「塔」の標準的なターゲット学習辞書「Longman Dictionary of American English」を使って、ほぼ1年半にわたる濃密な時間をかけ、下記の第2工程までちゃんと終了された。

「アンチ・バベルの塔」 の工程は4段階

1 ターゲットの特定 (=学習辞書の選択)

2 未知語彙の選別・固定(=カード作成)

3 未知語彙の暗記(=本格的な暗記作業)

4 毎日30分の永久復習

こんな成果を知らせてくださったのは、E1G さんがはじめてです!

E1G さんのサイトも今拝見しています。英検1級もしっかり合格、着実な進化を遂げつつまだ20歳台。前途は ― これからも山あり谷ありで大変でしょうが ― 洋々ですね。

サイトを拝読しても、「E1G さんは外国語に適性がある」なという感じがします。

だから、「運用語彙(認識):約25,000~30,000語(50,000以上)、聴解力: 洋画80%、CNN95%、読解力: TIME95% 」という目標も、まだ若く(=時間に恵まれていて)意欲も体力もあることを勘案すれば、達成可能な気がします。

>  「Longman Dictionary of American English」だけでは、上記のレベル、運用語彙約2万5千~3万語、認識語彙5万語以上には届かないのではないか?

「Longman Dictionary of American English」は ― 認識語彙の観点からして ― 普通のネイティヴ・スピーカーのレヴェルです。

日本人でこのレヴェルに達するのはかなり稀。 さらに、これを運用語彙にできればノンネイティヴ・スピーカーとしては、もう言うことはないでしょう。

ただ、たとえば米国の支配層に典型的な、知的に洗練されたネイティヴ・スピーカーの語彙は、認識語彙だけを見ても、普通をかなりときにははるかに超えるレヴェルです。

そんなレヴェルに、認識語彙だけでも近づくためには、上級学習(英英)辞書の語彙を覚える必要があります。

> ・・・k.y. さんは・・・なぜ「Cambridge Advanced Learner's Dictionary」も使ったのでしょうか?・・・ネイティヴレベルになるには「Cambridge Advanced Learner's Dictionary」も必要だったからなのでしょうか?

そうです。先ほど述べましたように、中級学習辞書の語彙はごく普通のひとたち(TIME誌などならソファーに寝転がって読む人たち)のレヴェルであって、インテリのレヴェルではありません。

> 日常英会話力をネイティヴなみにするには「Longman Dictionary of American English」のマスターのほかに何をするべきか?

日常英会話なら、十分内容のある英語の会話であっても、「Longman Dictionary of American English」のレヴェルで充分でしょう。人間的な魅力や教養やユーモアなどのほうが、もっと大事だと思います。

> 私は、リスニング力がリーディング力より弱く、文字で見れば分かる文章でも、洋画などで聞き取れないことが多々あるのですが、対策として「Longman Dictionary of American English」をマスターして英語力を底上げする以外に音声面でするべきことは何か?

リスニングに必要なのは、「1連の音の流れ=1連の意味」を、その流れのままに、理解できる能力だと思います。

この能力を高めるには、ネイティヴ・スピーカーのスピード・リズム・滑らかさを目標とする音読が最も効果的でしょう。

音の強弱・弱化・消滅・リエゾンなどが無意識で行えるようになるまで、音読・シャドーイング・暗誦を繰り返すのが最も効果的だと思います。

無意識で行えるということ=最も楽に行える」ということです。

ネイティヴ・スピーカーの音声が、「英語に最も適した音声=英語のネイティヴ・スピーカーにとって最も楽な音声」であることは確かですから、私たちもそれに近づけば近づくほど英語を話すことも聞くことも楽になります。

その際、猿真似になるのではないかと、恐れることはまったくありません。各人のユニークさはどんなことをしても失われるはずはないからです。たとえば、純粋な音声だけに限っても、声紋は絶対です。ただし、猿真似で内容のない英語をべらべらしゃべる人たちもいます。そんな人たちは日本語でしゃべっても同じです。

また、自分の音声を録音して聞けば、その英語らしさや癖がよく分かって、おもしろいです。

ネイティヴ・スピーカーの友達などがいて自然な会話ができたら、もっと楽しい。

さらに、英語で学問すれば、ますます楽しくなります。

以上、E1G さんなら、既知あるいは実行中のことばかりかもしれません。釈迦に説法であればよろしくご容赦下さい。

Thank you.

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