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毎日1ページ辞書を読む(5)

『スーパー・アンカー英和辞典 第4版(学研教育出版)』という学習辞典があります。

読んでおもしろい辞書のひとつです。

本文が2062ページあるので、毎日1ページ読むと、ちょっとさぼっても、6年で読了できます。

改訂版が出るかもしれませんが、その際は新たな版にスイッチして読み続けます。

ちなみに、これで語彙強化をかねることもできます。読みながら未知項目にマークし、マークした部分を気が向けば読み直し、全部読み終わりマークし終えたあとも、10年~15年かけてしたマーク部分を何回も読み直してゆけば、「塔」ほどには徹底しませんが、かなりの語彙強化が期待できます。

この欄では、『スーパー・アンカー英和辞典 第4版(学研教育出版)』 を最初から1ページずつできるだけ毎日読みながら、みなさんも興味がありそうな記述を拾い上げて書いてゆきます。

ただし、辞書に書いてあることについて正しいとかいやそうじゃないとかなんとかかんとかといった議論には、各自各様に適宜に判断すればいいことなので、時間を割くつもりはまったくありません。

さて、その5回目

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abbey 1(昔の)大修道院 (abbot が管理する男子修道院(monastery)、abbess が管理する女子修道院(convent) のどちらもさす;現在では多くが廃墟(はいきょ))
2[ the A-] = Westminster Abbey.

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知はいかにして「再発明」されたか―アレクサンドリア図書館からインターネットまで イアン・F・マクニーリー (著), ライザ・ウルヴァートン (著), 長谷川一 解説 (その他), 冨永星 (翻訳) 日経BP社』 という本の「第2章 修道院 ― 100年~1100年」に(引用開始)修道院は、西洋において文明が滅んだ後に、数百年にわたって、学問を守り続けただけでなく、文書の研究と時間の区切りや測定とをつなぐ役目を果たした(引用終止)

同書によると:

古代ギリシャでプラトンが創設したアカデミアが異教哲学の名残りとして西暦529年に皇帝の勅令で閉鎖され、同じ年に、かの有名な修道院がヌルシアのベネディクトによってモンテカッシーノに創られた(http://www.officine.it/montecassino/)。

ベネディクトが作成した戒律に基づく修道僧の典型的な日課(復活祭の四十日間の季節)は ― (引用開始) 午前二時 起床 午前二時~三時半 徹夜の祈り 三時半~四時半 瞑想 四時半~五時 朝課 五時~九時 読書 九時 三時課 九時十五分~四時 労務 四時 九時課 四時半 晩課 五時 食事 六時 終課 六時半 就寝 (引用終止・1部省略)。

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こうした修道僧の生活を見ると、典礼の他、読書・学問の比重がたいへんに大きい。大学が現れるまで修道院は知の拠点だった。日本の寺院も同じですね。

現在では多くが廃墟」というのはイギリスのことで、500年ほど前にヘンリー8世が修道院を解散して修道院の大半が破壊され、その財産は王室に没収あるいは大貴族の所有になった結果、多くが廃墟に帰したことを指している。

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