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「アンチ・バベルの塔」の最大の長所は「未知語彙の確定」・続

英語を日本語と同様に読みこなすためには、英語の必要語彙をすべて覚える必要があります。

したがって、語彙強化とは、その必要語彙の中から未知語彙を確定して覚えることです。

不必要な語彙まで覚えるのではなく、必要な語彙の中の未知語彙だけを確定して覚えることです。

だから、「未知語彙の確定」 という発想の前提として 「必要語彙の確定」 があります。

どれが必要語彙なのか不明であれば、未知語彙の確定など不可能になるからです。

そして、好都合なことに、その必要語彙をすべて網羅し不要な語彙は省き必要語彙だけを確定した語彙集があるのです。  

それが、「5万語~10万語の語彙を掲載した学習辞書」 です。換言すれば 「中級~上級学習英和辞書」 です。

昔の学習辞書には、口語英語が反映されていなかったり、あまりに古い語彙が混在していたりする不都合がありましたが、コーパス出現後に出版された学習辞書は、そんな不都合もなくなり、実に充実した内容になっています。もちろん、専門用語や業界用語などは別途に覚える必要がありますが、日常に本・新聞・雑誌・ネットの記事などを読むのに必要な語彙はすべて事足りる内容になっています。

すなわち、英語の学習辞書の語彙は、あなたが、通常、日本語でものを読むのに必要な日本語の語彙に匹敵します。そして、それだけの語彙があれば、新たな語彙を習得することも、何か専門的なことを勉強することも、なじみのない業界の情報に触れて理解することも可能になります。

したがって、学習辞書にない語彙はあえて覚えることはない ― 逆に、学習辞書にあなたが不要だと考える語彙があれば、あなたの責任で無視すればいい ― わけです。

学習辞書は、語彙強化の面で、完全食品と言われる卵にたとえられる存在だと思います。

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