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ひとくちメモ(3)

「話せる英語」と「わかる英語」を区別して教えるべき ( 同時通訳者・篠田顕子氏のことば。CNN ENGLISH EXPRESS 2001年12月号増刊より ) 

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篠田氏によれば:

まず、「話せる英語」については ― ネイティヴに通じる発音ができれば「話せる英語」は意外に簡単で、500語ぐらいの語彙を使って、3語ほどまとめてつるつると言って、それらを and や but などでつないで、あとは i can't や You must 程度の基本文法をマスターしていれば充分である ― ということになる。

他方、「わかる英語」については ― 「話せる英語」では必要のない高校レヴェルの文法および豊富な語彙(1万語ぐらい)が「わかる英語」では絶対必要で、そのレヴェルまで自分の英語をもっていかないと、ネイティヴのたとえば大学の先生が言っていることが理解できない、聴き取れない ― ということになる。

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市販の英会話教材で「文法など不要」とか「2週間で話せるようになる」とか「CDを聴くだけでしゃべれるようになる」とか喧伝している場合が、その「話せる英語」に該当する。

つまり、挨拶・かたこと・旅行英語などのことで、かんたんな表現がすらすらと出てきたら、特に、何も英語を話せない人からみたら、英語が流暢だと評価される。

このレヴェルでは、確かに、高校レヴェルの文法は不要である。

しかし、「わかる英語」の場合は、まったく様相が異なる。

世間では、この2つの英語の区別を認識していない人たちが多い。

「文法など不要だ」と信じていたり、「数週間や数ヶ月で英語が使えるようになる」と思っていたりする人たちだ。

サヴァイヴァル英語( = 「話せる英語」 )の習得がまずもって必要なことはもちろんだが、「わかる英語」も、英語をそれなりに活用したければ、ぜひ必要になる。

その区別だけでもしっかり認識しておくことが肝要だ。

そして、英語で本・雑誌・新聞などを正確に読むためには、高校レヴェルの文法はもちろん必須で、語彙も1万語程度ではとうてい充分とはいえない。

事実は事実としてしっかり認識し、ごまかさない姿勢が問われる。

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