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ひとくちメモ(6)

博愛主義 → 『個人的利己心、人種的偏見、国家的利益、宗教的またはイデオロギー的党派性を捨てて、人類全体の福祉増進のために全人類はすべて平等に相愛するべきものであるとする主義 (広辞苑の定義)』 ( http://www.iss-ryugaku.co.jp/interview/2007-dabadie02.html )

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フローラン・ダバディー氏は、上記の 『広辞苑』 の記述ほど美しい言葉はないと語っている。

氏がいう美しいというのは、「博愛主義」 の定義内容だと思う。

私は、『広辞苑』 で 「博愛主義」 の定義を読んだこともなかったし、もし読んでも、氏ほどの感銘は受けなかったに違いない。

この日本語の定義は欧米語の定義に由来するものだろう、ぐらいにしか考えなかったと思う。

欧米文脈の中で生まれ育ち humanismhumanitarianismphilanthropy という概念に接してきたであろうフローラン・ダバディー氏が外国語として学んだ日本語の 「(欧米由来の)博愛主義」 に欧米にはなかった新たな概念を見出した、その意味の美しさに感銘した、ということか?

フローラン・ダバディー氏は自分の日本語を ― 日本語の頭脳の使い方は数学に近いです。堅いね。方程式みたい(笑)。でもそれはそれで凄い楽しいんです ― と形容しているが、日本語に対するそんな姿勢も、つまり日本語の言葉を厳密に吟味して使う態度も、「博愛主義」 の発見につながっているのだろうか?

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ちなみに、humanism humanitarianism philanthropy を英英辞書で確認しても、広辞苑が記述しているような意味は確かにない。

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